南予のBrooks(23)ボイラ

  まだ下回りは未完ですが、元日ですので豪快にボイラを作りました。小型機なので、挽き物です。φ10の丸棒の上下に中心線を入れるのですが、Vブロックが二つないため、Cクランプで定盤に仮固定してハイトゲージでケガきました。

  最初に孔あけをして、それから旋盤で削り、モーター部をフライスで欠き取ります。

  この後突っ切って完成。ボイラ上縁の孔はφ1、下縁はφ2とし、2ミリ程の締めしろをとってます。

  ボイラバンドは炙り付け。0.2×0.8帯材に薄くハンダメッキして、例の強力ピンセットで把持してバーナーで炙りました。炭素棒でも良かったかも知れません。

  煙室部分はリベットがあるので、リベットを打って鈍したt0.2燐青銅板を丸めます。

  ここで問題が生じました。挽き物のボイラにどうやってハンダ付けするかです。炙ればボイラバンドが飛んじゃいます。そこで、このように「締め付け治具」を作り、メタルロックで接着して治具で把持して商売道具の鉗子で締め付けて、接着剤の固化を待つ事にしました。鉗子はこのようにいろいろ応用が利きますし、粗悪品(失礼!)が安価に入手できますので、工作台にはお奨めです。

  元旦で、さすがに仕事も無く、ここまで工作しました。明日は下回りに戻って、エンドビーム等作っていきます。
  昨年中は大変お世話になりました。本年もこのブログをどうぞご愛顧ください!