Bタンク/煙室扉

  煙室扉は蒸機の上まわりでは、難関です。今回は旋盤を封印していますので、ドリルレース作業と成ります。では、煙室扉の円盤類をどうやって作るのでしょうか?まず、基礎と成る円盤を作ります。材料はt1の真鍮板。ポンチを打って、円をケガいて切り抜きます。

  切り抜き完了。

  孔はφ1.8です。これは、実はドレメルのカッティングディスクのアーバの寸法なのです。このアーバが使える事を、コンは40年前に知ってました(そうやってました!)

  基礎の円盤が出来上がり、ボイラにきっちり嵌まったところ。煙室扉は嵌め込み式がスマートですよね。

  基礎部分と、全面の円盤、そして点検蓋のパーツがドリルレースで出来ました。

  明日は、やっかいな周辺のリベットとクリートのお話をしますね。今日の作業をしながら、ドリルレースの達人であった故Hさんを思い起こしました。あの方は旋盤はなくても、ここまで出来る!という信念があった気がします。天国でHさんは見守ってくれているのかな?