Bタンク(14)クロスヘッドの六角ボルトを自作する

  まずφ1の洋白線にわずかにテーパをつけます。モーターツールはDさんに手配いただいた12Vのコードレスで、非常に静粛でかつコードレスのため工作台におさえつけても邪魔になりません。このモーターツールは国内では法外な価格で売られているようですが、実際にはDさんのお手配で価格も手頃で非常に便利です。少々大きいですが、慣れればとても信頼出来るツールです。品番は、#8200です。

  テーパをつけるのはM1のダイスがφ1に食いつく時に渋い為です。多分、市販のM1のダイスはφ0.9〜0.95でちょうど良く切れるみたいです。ピンバイスで用手でねじ込みます。

  次に0.4t洋白板にM1のドリルを立てて、ハンダで固定し、周囲をニッパでトリミングします。



  再びドレメルに把持して、回転させながらヤスリで削ります。ヤスリは目詰まりしない単目の目立てヤスリが便利です。φ1.4まで仕上げます。

  次に六角に削ります。六角ヘッドのピンバイス(ニワ製が便利だが、もはや入手困難)、で把持して。作業台におき、1面ずつ油目のヤスリで舐めていきます。もし、六角ヘッドのピンバイスが無い場合は、適当な太さの六角ナットをピンバイスのヘッドに差し込んでも同様の事が出来ます。

  削り終わりました。あとはカットして、ヘッド部分をもう一度ドリルレースで仕上げます。


  ちゃんと平径1.3のレンチにスルリと入りました。

え?レンチが手に入らない?ううん、しょうがないからレンチも自作しましょう。それは、また明日!