Saddle tank(3)

  現在進行中のサドルタンクはスケールモデルではなく、ポーターの8トンサドルタンクを漫画化した、自由形です。サドルタンクの形状に関しては色々ご教授いただきましたが、下縁がボイラー中心線にあるか、それより上なのか、という問題もあります。近藤氏の図面では中心線より上にタンク下縁が来ますので、自分もそちらとしました。サドルタンクは、何故このような形状であったのか?という事に関しては、良くわかりません。もしかして、少しでもボイラーに注入する水を暖かく保とうという意図があったのかも知れません。もちろん、ボイラーを冷やしてはいけないので、ボイラー(カバー)とタンクとの間は隙間があった事は存じております。
  昨日の削り出しで、この切り株が残りました。捨てるのももったいないので、取っておきます。

  両脇に1ミリの脚を追加して、ノックピン固定して、サドルタンクのモックアップは完成しました。

  リベット部分はt0.2燐青銅板で表現します。

リベットを打った後、バーナーで鈍して、巻き付けるようにハンダ固定しました。はやり技術は未熟で、問題は残りました。模型作りは妥協の産物、キニイラナイを連発すれば完成はありません。ま、こんなもんかな?というところで妥協しないと、進みません。でも、これを原型にして、おカネをいただいて良いものでしょうか?初老のアマチュアの手慰みです。多少自己嫌悪に陥りながら、ま、何とかなるさ!と達観して、明日の作業に進みます。結局オアシャカにはしてませんでした。

  ボイラーもサドルタンクの長さもオリジナルの8トンクラスより小さくなってます。オープンキャブ(キャノピィタイプ)のセミフリーのポーターサドル、どれほど需要があるのでしょうか?