ショーゾーさんの思い出

  今日も工作は出来ないので、与太話を。震災の後の片づけでこんなものが出てきました。木の板のカレンダーです。Flying Zooという銘とペンギンのイラストを思い出される方も多いでしょう。

  ある意味では、本邦唯一のアメリカンナロー専門店でした。杉山模型さんのディーラーでしたし、ガゼット誌に広告が載っていたこともありましたね。また、氏が書き綴った「めりけん・とい・ぼっくす」はユーモアと示唆に富んだ、面白い物でした。コンが書き出しに2マスあけるのは、Iショーゾーさんの真似です。個人的にはお話しした事はありませんが、手紙等で相当に交流がありました。非常に個性的な方で、その頃「3ショーゾー」と言われ、名古屋のロギングの権威Fショーゾーさんと大阪のシェイの大家Kショーゾーさんと並び称されましたね。そのため、もっとお若いKショーゾーさんは大いに迷惑だったとか(笑)。また、名古屋にはもう一人Fショーゾーがおられましたが、現在は故人となられました。結局大阪と某所のKショーゾーさんが現在元気で活躍されています。
  このカレンダーは1989年のものでした。乗工社が華やかに活躍していた時代で、アメリカンナローはマイナーでした。それでもアメリカンナローの魅力を日本に広めようと頑張ったIショーゾーさんのことを知る人も徐々に少なくなって来たと思います。黒石病の患者さんでIショーゾー師を何人知っておられるのか?とふと思いながら、天国の彼の方は現在のナローの隆盛を喜んでおられると確信しております。
  今夜で、講演の原稿は終了。明日からポーターのバージョンアップのお話をします。