なかなか

  ローラー運転台の製作から離れられません。今日はDfさんの来訪もあり、いろいろ模型談義をしましたので、工作は実質運転台の組み立てだけです。ところで、M2のビスでベアリングを止めるのですが、さすがにきつく締めるとベアリングも回らなくなります。ですから、ネジを締めて1/6回転くらい緩めるとベアリングがスルスルまわりますので、その位置でネジを固定しなくてはなりません。ネジロック剤の出番です。しかし、下手にネジ孔にロックタイトを流し込んで、万一ベアリングまで固着させてしまったら、目もあてられません。この場合、求められるのは強度ではなく必要な位置にネジが固着して、ベアリング迄は接着剤が到達しない方法が求められるわけです。
  実際はこのようにしました。ベアリングを通して、ネジを2〜3溝ねじ込んだ所で、一旦休止して、図の様にネジ孔からロックタイトを流します。次に、ネジを少し戻したりし乍ら、最後まで締め込み、30度程緩めます。これでベアリングがスルスルまわることを確認して、あとは数分後に組み立てます。これでロックタイトがベアリングまでまわって固着した事はありません。この方法は、例えば、モータのシャフトにウオームを固定する場合も応用出来ます。ネジのはめあい部分全体にロックタイトが流れ込まないかもしれませんが、ま、ネジ山の半分が固着されていればネジの固定では十分と思います。モーター軸のウオーム固定も然り。軸に塗ったら、モーターの軸受けにまわりこんで、モーターがダメになるかもしれません。この方法、いかがですか?