アマチュアの「遊び」

  「遊び」といっても、文字通り遊ぶことではありません。模型作りにおける、隙間のことです。素人ですので間違ったらお詫びしますが、工学的には遊びのことを「公差」と呼ぶようです。φ2.001の孔にφ2,000の軸を通せば、回る、そのときの公差は0.001ミリ(これは不可能かも)というわけです。私たちアマチュアの公差はせいぜい0.05だと思います。HOeのスクラッチをすると、0.1ではガタガタということもあります。今回のドコービルの軸穴は1.05です。これでヌルヌルとまわりました。どうしたか?というと、このドリルを使ったのです。


  旧鉄道博物館のあった神田の万世橋のたもとに細々と営業していた「国際無線」というお店で買いました。ここではジャンクモーター等面白いものもありました。この他、再研磨ドリルが安くて、大量に持ってます。たとえばφ0.65のpドリルは、高速ボール盤ならピンチマーク無しでスコスコと孔をあけることが出来ます(つまり糸鋸の下孔)。
  そういうわけで、自分は軸径より0.05だけ太いドリルを備えています。2.05,3.05も10本単位で買いました。日本では百分の1ミリトビでドリルは売られていますので、10本買うつもりなら、入手は可能なのです。そうそう、M1タップの下孔はφ0.85が良いですよ。そういうわけで、0.05という遊びは模型には有用かな?というのが、全くもけいを作らなかった本日のコンちゃんのたわごとです。