ドコービルへの道(2)

  今日も様々な雑用で、思うようには工作は出来ませんでした。大体、還暦過ぎて商売がさらに忙しくなるなんて、おかしいです。本業は手抜きして、遊びたいのに、全く逆で、忙殺されてます(でも、幸せなこと、恵まれたことだとはありがたく思ってます)。
  ドコービルはraiktruckさんのおかげで、図面も入手出来ましたので、スペックを検討しました。明日、その図面をお目にかけます(今夜は書けません)。動輪はφ5.4でピッタリ。全長31ミリの超小型です。軸距離は9ミリ、モータはクラフトの8×4をボイラ内に水平におき、アイドラを介して台動輪へ伝動。第1動輪とは、アイドラギヤで伝動します。クランク半径は1.5。ロッドピンはφ0.8(もしかして0.7かも)。フレームはt0.4、ロッドはt0.3で、バルブギヤともどもエッチングで外注するつもりです。こんなもの、削るのは大変ですし、同時にワルシャートのリンク類も外注の予定です。いろいろ構想を練ると、故K氏との電話のやりとりが思い出されます。「小型蒸機の場合はね、バルブロッドをまず固定して、リンクを二つにすると作り易いんだよ!」という言葉は今でも耳に残ってます。氏の晩年の傑作であるCタンクシリーズでは、そのことが見事に具現されていました。ま、天才ですから平伏するしかないのですが、凡才なりに挑戦してみますからご笑覧くださいという心境です。