Uさんの6120

  分解は完了しました。いくつか驚くべきことがありました。テンダーの中には海水が溜まっていました。密閉性が良いので、海水がそのまま留まっていたようです。それだけの造作はすごいものでした。ともかくアラがありません。工作は完璧で、非の打ち所がありません。そしてわかったことは、彼はこの作品以後16番から離れますが、それは16番の古典機としてやるべきことをやり尽くしたとご本人が感じたからだと思います。これ以上のことはこのスケールでは出来ない、そしてGへ移行していったのでしょう。氏の最高傑作をさわらせていただくことは、大変な名誉だし自分に取っては良い「教材」です。何人かのリビルドに加わっている人たちも同感だと思います。そして、この被災復興プロジェクトが何とも素晴らしい企画であったといまさらながら思います。では、大阪に行ってきます。