台車のトラウマ

  さすがに、今では車軸をピボット化したり、台車を組んだりすることには、何の問題も無いのですが・・・


  模型をはじめた中学生の時に、トラウマがありました。多分小高の台車だと思いましたが、ボルスタ取り付けの段付きビスがやや緩めに設計されていて、多少ガタがあって線路に追随する構造でした。しかし、このことが理解出来ず、ネジを締めても固定されないことで、これは不良品かもしれないと勝手に思い込み、何とかガタをなおそうといじくりまわして、とうとう台車を壊してしまいました。あまりにみじめで、その時二度と電車等は作らないと心に決めました。そして、そのことがあって受験時代は模型を封印出来ました。大学に入ったら蒸機を作るぞ!という思いが熟成された時期でした。試作の台車2組を組みながら、ビスを飛ばしたりして、あの頃を思い出しました。「子供の科学」や「模型と工作」があり、鉄道模型は買うものではなく作るものだと言うことを叩き込まれた時代でした。