邂逅

B「おや、これはこれはポーターさんじゃありませんか。久しぶりですね。何でも風の便りでは津波で被災されたとか・・」
P「そうなんですよ。海水にどっぷり漬かりましてね。もう廃車を覚悟してたんですが、おたくのご主人のおかげで、ここまで修復できました。」
B「それは良かったですね。何でも同じ様な被災車輌が、多くの仲間の手でふっこうされていると聞いてますよ。」
P「ありがたいことです。うちの主人も最初は廃車を覚悟したのですが、復元出来るなら、やってみようということでトライアルがはじまりました。僕は多分復活の栄えある1号機ですよ。」
B「あなたのご主人は大分老眼が進んだみたいですね。」
P「ええ、それでGゲージやってるんですよ。本人は爺ゲージなんて言ってすけどね。そういうバグナルさんは、あの黄土色の変な塗装から塗り替えられたんですね。」
B「あの当時はキャラメルモータでしょ?ロクに走らなかったので、レストアしたんですよ。ついでに塗装も新しくしてもらいました。」
P「そう、あの頃はナローのパーツなんて殆ど無くて、全部自作でしたよね。でも主人も若くてエネルギーがあったから、作れたんですよね。」
B「本当、今は何でも手に入る時代で、特にモータなんて、考えられないくらい小型で高性能ですよね。反面、作る人が減ってきたのは残念ですね。」
P「モノがありすぎるのかもしれませんね。主人は、何も無かったから作ったと言ってました。乗工社のポーターに多少の影響を与えたと言ったら言い過ぎでしょうかね。」
B「いやあ、ポーターさんは名作ですよ。そして作者は25才、内の主人も23才でした。」
P「若いうちにどんどん自作を経験しないといけないということですよね。rail先輩の名作も20代の作のようだし、和久田さんなんて、凸電を高校生の時に発表してますからね。
B「ええ、やはり若いうちに修行すべきでしょうね。し○たけ君などは、まだまだ修行が足りない(おっと失礼)と思いますよ。
P「ともあれ、35年ぶりにお会いして、嬉しいですよ。では僕は塗装に入りますので、いずれまた!」
Pはポーター、Bはバグナルです。間違って削除してしまい、書き込みも消えてしまったことをお詫び致します。