7200の改修

  ちょっと時間があるので、10月末の大阪の運転会で、持参すべく7200型の改修をしました。製作は1973年で、まだコンは蒼い学生でした。もちろんフルスクラッチです。ある意味では、20代でスクラッチを経験しないと、なかなか大変なのかも知れません。塗装にはカビがはえていますが、なによりこの機関車は大きな「キズ」がありました。

  それは、腕が未熟で、動輪の引っかかりを修正する為にペデスタル部分を削り過ぎて、動輪が踊り、スローではギクシャクしていたのです。今回は塗装を落として、その修整を試みました。方法はDfさんの「ハシゴ法」。サイドロッドを軸径の真鍮棒の先をロッド孔に段を付けたもので、梯子にします。

  これをフレームに嵌め込んで、ガタの調整をします。今回は帯材をハンダ付けしては、梯子で調整し、スルリと嵌まるようにしました。

  最後に動輪の位相をチェックして、動輪とロッドを組んで、嵌め込みます。大丈夫!一発で回りました。蒸機のスクラッチでロッドとフレームの精度は大切です。この方法は、後からのチェックも出来ますので、動輪、ロッド、フレームの調整法として、覚えておくべき方法と思います。