時間が無いので

  タワゴトを少し書きます。
  1点はボール盤コレクションのこと。アシナやキラの町工場の優良ボール盤が工場の廃止とともにオークション等で出回っており、アシナマニアのコンは仲間の為と相当数キープしました。多分20台以上だと思います。アシナはチャック交換も楽なので、多少の整備も出来ます。現在工房には4台死蔵されています。「欲しいけれど場所が・・」という方が少なくありません。一度使えば、その良さがわかると思うのですが、30キロを超える工作機械で、台も頑丈なものが必要なので、ここのところなかなか掃けません。しかし、尼崎等の町工場はほぼ壊滅し、キラもKND-8の製造は昨年で終わりました。ボール盤鉄道模型のスタンダードはMD-1ですが、その半額以下で此れ等の素晴らしい工具が入手出来、またリベット打ちも容易である事を、もう一度アピールしたいと思います。ストッパ付きのボール盤は便利ですし、テーブルが中間にあるので、テーブルに様々な治具をCクランプで取り付ける事も出来ます。M先輩はキラのKND-8にクロステーブルをCクランプで固定して打ってました。ある意味ではコンはオークションで買い占めているのかも知れません。もし、ご興味があればご一報ください。コンのコレクションを融通致します。
  もう1点は蒸機における「形態美」です。蒸機を作り人たちは、概ね2種類に分けられます。1グループは実物に即した、どこそこで走っていた姿を再現したくて作るグループ、2グループは蒸機の形態にカッコ良さを感じて、作るグループです。コンは絶対的に後者なので、いくら現役でも形態の良くない機関車は作る気がしないのです。これは好みですので目くじらは立てないで欲しいのですが、丸瀬布のCタンクは自分はカッコ悪いと思っています。木曽のBDWもアンバランスで、我慢出来ずにランニングボードをつけて、フォー二ィにしました。楠木も苦手だし、協三や立山のタンクの傾斜も我慢出来ません。どうしてもBLWやポーター、あるいは英国のワークスフォトに惹かれてしまいます。そういうわけで、廃車寸前の錆だらけ、へろへろの機関車も苦手、真っ黒も作らないというわけで、ある意味ではロコビルダとしてかなり「偏って」いると自覚はしています。でもガーラットとかマレー、大動輪の機関車等も嫌いではないのです。これからも「形態美」を追求した機関車作りをしたいとおもってます。
  以上、今日はお客様があり工作が出来ず、タワゴトを書きました。