点灯!

  このコッペルの場合、ランプ掛けに掛けた小さな油灯を点灯させなくてはなりません。通常は煙室を斜めに貫通してパイプを通し、導線はパイプを通して煙室下部に誘導するという方式ですが、ランプ掛けなのでどうにもなりません。取りあえず、LEDが納まるスペースを確保するため、ロストのパーツをボーリングしました。これは「バイス・オン・バイス」という方法で、小さなバイスでワークを銜えて、バイスごとボール盤バイスに銜えるわけです。ボール盤バイスはクロステーブルに付いていますので、位置決めは楽ですね。

  確か煙室扉の後方は空間がある筈と、その部分を貫通すべく下部からドリルを通すと、おお、これは幸い!煙室扉が浮いて外れました。これで浜さん方式が使えます。まず、煙室扉の嵌まり込む部分を削って導線が通過出来るようにします。

  LEDを油灯に納めてみました。導線は下方に抜けるようにしました。

  煙室に仮固定してみました。導線は煙室の小さな切れ込みを介して煙室を下り、下部の孔から外に抜けます。

  煙室扉を貼りました。導線がチラっと見えますが、ま、これで良しとしましょう。

  テスト点灯です。無事ついて、ほっとしました。

  これでコッペルの改修はほぼ完了。週末は塗装です。