16番と13ミリ

  なかなか工作ははかどりませんが、仮組み立ての時点で比較してみました。今回のトライアルはあくまで比較の問題であり、どちらのゲージが良いか優劣を競うものではありません。すでに結論の様なものは見えていますが、「永く16番をやっていれば、ガニマタに慣れてしまって、違和感を感じない。したがって、いままで慣れ親しんで来た16番を捨てて、13ミリへ移行するつもりはない。」という立場の人と「実物のプロポーションを見ればガニマタであることは明らかで、気になる。だから13ミリを採用する。」という二手に分かれるのだと思います。かつては0番が主流でしたので、16番がガニマタであることは、小さい故に許される範囲とされていたわけです。現在は細密化しましたので、16番派と13ミリ派に分かれ、さらによりファインなHOj(12ミリ)も提唱されました。ではNゲージは?というと、Nゲージでガニマタが気になる人は少ないようです。でもどうしても気になる人はTT9に移れば良いわけですね。では16番でガニマタが気になる人は何故Sに移行しないのか?という議論もあります。もちろん先達で、Sで古典機を作られたKさんというかたもおられましたが、少数派でした。
  ゲージ論が不毛なのは、どちらが優れているとかそういう論拠で議論するからだと思います。それぞれのゲージにメリット、デメリットがあるわけで、それをわきまえて採用すれば良いだけの事ですよね。

  若干暴言気味かも知れません。でもそれぞれのゲージにはそれなりの理由があり、けなし合うのは良くないと思ってます。