旧いバイト

  機械工作の話の続きで、時間を稼ぎます。このバイトは、20年以上使いました。長さは、倍近くあったはずです。削って削って、こんなかたちになりました。最近の仕事は例のカップです。かたちはみっともなくても、良く切れます。職人に見せたら、笑われそうです。でも、アマチュアはこうやって修行して、今でも愛用していると言う象徴の様なバイトです。

  マイフォードには、こんなバイトが付いてます。三角チップの超硬バイトです。これで、SUSをガリガリ削ってました。あのコロンビアのタイヤはこれで削ったのです。

  さすがに、これじゃあまずいなと感じました。昨日のバイトがあまりに良く出来てました。さっそく、三角チップのホルダも作り直しました。ところで、ML210のバイト高さは8ミリですが、マイフォードは何と7ミリなのです。そのため、ありあわせのシャンクで作りましたので、シャンクが細いというご指摘は、甘んじます。取り付けた三角チップは、廃業した町工場の親方からいただいた大切な3ヶの一つ(これで6回使えますね)、「コンさん、これは光るよ!」というお話でした。チップブレーカのついた、すくい角の大きなチップで、軟削材用なのかもしれません。本来、超硬チップは、材料ごとに合わせなくてはいけないことはカワイさんのご指摘をいただくまでもないのですが、なにしろハンドブックも無いので五里霧中でやってます。これでSUSを削っても大丈夫でしょうか?