ポリアセタール(デルリン)の軸受け

  16番の客車のお話です。特注の9.5φスポーク車輪が出来て来ました。

  そこで、もう1輛の台車にもスポーク車輪を取り付ける事にしました。今回はポリアセタール(デルリン)樹脂で、軸受けのカップを作る事にしました。材料はケーディーカプラのランナーです。ちょうど外径3φで、無理矢理3φの時計コレットに銜えて、削りました。


  取り付けてみると少し遊びが無くきつめだったので、こういうリュータで孔を研磨しながら深さを調整しました。

  出来ました!コロガリは素晴らしいのですが、真鍮の場合と比べて、とても滑らかな感じがしました。ポロアセタールと金属の滑りが良い事を教わりましたが、実感しました。そういえば、TOMAさんの機関車はとても滑らかに走りますが、ウオームホイールがこの材料である事が一つの原因かも知れません。珊瑚の中間ギヤもこの材料でしたし、Nゲージの多くのギヤはこの材料で作られていますね。

  最後になりますが、こういうアーチバー台車のバネ外し、取り付けはストレスですね。マイナスドライバで慎重に作業しますが、油断するとバネを飛ばします。今回も2ヶ飛ばしてしまい、古いベッテンドルフ台車のバネを流用してしのぎました。
  ポリアセタールの入手先等、ご存知の方は教えて下さい。