シェイに挑戦(15)シリンダのステイ?
シェイのエンジンはシリンダブロックとクランクケースが円筒形の構造物でつながれていて、その内側部分は欠き取られています。何と呼ぶのかわかりませんがシリンダのステイとでもしましょうか?問題は欠き取り部分の加工で、パイプにしてから削り込むのはなかなか大変、Uさんの作戦を真似ました。まずパイプを旋盤で挽きます。φ3です。一方は盲端です。左はパイプの「埋め金」。これで一時パイプを塞いで一体加工し、あとで埋め金を外そうという作戦です。
ロックタイトを塗って嵌め込みます。
横フライスはワークがめくれるのでダメでした。古典的な万力のアゴガイドで加工します。
加工がすんだら、電気炉で300度で焼きます。
焼けばロックタイトは外れるので、コジれば取れます。
この時の「埋め金」は気持ちよくパイプの中を慴動しますので、これでクロスヘッドを作ろうかと考えました。
クランクケースの嵌めてみます。ようやくエンジンのカタチが見えて来ました。
明日は弁室です。シェイのエンジンの概要はおおよそ理解出来ました。バルブギヤはもっとも単純な形態なのですね。しかし、クロスヘッドまで作るとなると、ちょっと危険な領域に入ってしまった感があります。しかし確かにカツミのシェイではコネクティングロッドまでで、コネクティングロッドの動きが変なのです。出来るかなあ?