Bタンク(1)

  TMSに16番のBタンクの作り方を連載させていただいて、もう19年を経過しました。あの記事は1993年ですから、コンはまだ42才でかなり元気でした。その後KKCを立ち上げ、蒸機工作の啓蒙をコンのライフワークと思い上がっていますけれど、それほどの成果は無いかな?と感じてます。
  縁があって、またこのBタンクの記事を書き直す機会を得ました。動輪はエコーの10.5がありますので、これで執筆します。今日はその初日。果たしてギヤボックスがこの車体に納まるか?試してみました。ギリギリで大丈夫です。このギヤボックスはエコーさんのCタンクの分売品で、原設計はJ社の故K氏であることを、もはや公表しても支障はあるまいと考えてます。故K氏とは電話でこのCタンクが自分の会心のキットであることを自慢されていました。病魔に襲われたのはその後間もない頃です。そう、九州でレイアウトも機関車も自在に作られ、尊敬していたH氏も急逝されました。才能のある人、能力の高い人は短命なのでしょうか?だとすると、自分は長命かもと、ほくそえんでいるのですが(笑)。

  そういうわけで、このBタンクをまた作ります。約一ヶ月の連載に成ります。どうぞお付き合いくださいね。