塩化亜鉛

  フラックスの問題は塩化亜鉛溶液とステンレス用フラックスの比較検討が必要と考えました。試薬で500g求めました。

  小瓶に1/3程塩化亜鉛末を入れてお湯を注ぎます。冷えて来ると塩化亜鉛が析出してきます。すなわち飽和溶液が出来たという事です。

  なるべく同じ条件ということで、試してみました。右が塩化亜鉛、左がステンレス用です。ハンダ付けした手応えでは、どちらが優れていると言うハンダンは出来ませんでした。唯一の違いはステンレスのフラックスを使うと周辺がほんのり赤らみます。恐らく塩化アンモニウムが気化した時の化学反応かなと愚考しています。

  結論を申せば、真鍮/洋白のハンダ付けはフラックスはどちらでも良く、あえてステンレス用を使う必要も無いとも申せましょう。ステンレス用フラックスの難点は、ステンレスのピンセットがくっついてしまうことです。このテストピースは洗浄せずにその後の経過を見る事にしました。塩化亜鉛末は希望者にはお送り出来ます。送料のみご負担ください。お申し出があればお送りします。