Didicot Rilway Center
今日は夜に日本へ帰還します。まずヒースロー空港までタクシーで向かい、スーツケースを預けました。電車を乗り継いでReadingより一つ先のDidcot駅に向かいます。駅に隣接しているので徒歩ですぐです。
案内図。
入り口から俯瞰した所。
いきなり動輪がゴロゴロ転がっていました。
煙突もゴロゴロ。
この保存鉄道はウエールズの大部分をカバーしていたGreat Western鉄道で、もともとは7 1/4'(2140mm)の広軌でした。世界的にも広軌鉄道の代表とされています。1854年に標準軌に改軌されたといいますから、江戸末期の時代ですね。その時のターンテーブルが残っています。
このグリーンの機関車で、機関庫まで向かいます。もちろん真空ブレーキです。
カラフルな古典機が好きなコンにとって、こんな機関車が動いているだけで幸せを感じます。
室内はシックな英国調。
機関区に到着。待っていたのはこのクラシックなシングルドライバー。アイアンデュク型と呼ばれています。
フレアテンダーの詳細も観察出来ました。
構内の有蓋貨車は標準軌なのでまるで16番の模型ですね。
貨車の下回りは日本とそっくり。
切断された動輪が展示されていました。スポークの断面を見せたかったのでしょうか?
このBタンク、好きだな!
ともかく機関車がズラリ。
しかし、機関車の隙間が無いので、サイドビューが撮影困難です。
味わい深い角サドルのタンク機。バケツには何が入っているのでしょう?
ま、そんなわけで英国の旧い鉄道を堪能しました。これらが明治初期の日本の鉄道の黎明期のお手本だったわけですね。カラフルな古典機の由来もここにあるわけで、非常に満足しました。また、鉄道がきちんと文化として認められ、保存されているこの風土は見習うべきとも思います。近代化を急ぐあまり、大切な歴史的遺産を日本はないがしろにしてしまいました。
で、一行はヒースロー空港に戻りフィッシュアンドチップスの夕食となりましたが、巨大で食べきれませんでした。ヒースロー空港は濃霧で機内で2時間待機させられましたが、無事離陸、日本へ帰還しました。
以上で渡英の報告を終わります。企画、案内役のUe氏に心より感謝致します。