旧TMSに思う

  コンがTMSを通読し始めたのは案外遅く、250号前後からです。当時もむさぼるように読んでいましたが、バックナンバーが欲しくて相当数揃えました。その中で174号は抜けていましが、たまたまオークションで入手出来本日到着です。この号にはナローでは「伝説」となったW先輩のコッペルの記事が出ています。しかし、その他に東原氏のシェイやハイスラーも紹介されていました。レイアウトは神蔵氏の猛毛内鉄道、薄い冊子なのにとても充実した内容でした。価格は\140です。東原氏はご健在なのでしょうか?忘れられない作り手でした。この他長島宏至のギヤードロコの記事も鮮明です。

  製品もパーツも貴重だった時代、ともかく欲しいものは作るしかない時代でした。よくぞここまでと感心する記事ばかりです。モーターもギヤーも現代は何でも揃いますが、作る人は激減しました。良い製品が氾濫して作る必要がなくなったからに他なりません。そして作ろうとする「意欲」は間違いなくあの頃の方が盛んだったと思います。そういった模型工作の歴史、変遷を理解する意味で、TMSは貴重な歴史的史料と申せましょう。
  別件はゴールが見えてきました。明日も頑張ります。