今年も

  震災で若干の被災がありましたが、同人誌も何とか継続出来たし、PU101の改良キットやポーターのキットをリリース出来、頑張ったと思います。年末はローラー運転台作りに嵌まりましたが、依頼があると頑張ってしまう悪癖ですね(笑)。
  ローラー運転台は、量産の見通しが立ちましたので、本格的に製品を目指す事にします。実は今年の軽便祭の時にも、依頼がありましたが、お待ちくださいとお話ししていました。ナロー等では「慣らし運転」が案外大事です。一晩動かしているとアタリが取れて滑らかに走るようになります(これには異論はあるとおもいますが)。
  そこで、孔あけの治具を作りました。材料は1.5tの快削でない洋白板で、所定の孔をあけて、3ミリ角棒で、フラットバーが嵌まり込むように枠を付けます。このハンダ付けは、当然Dさんご提供の炭素棒ハンダ付け装置を使いました。フレッド様から電線の提供があり、ヒューズも4Aにしましたので、炭素棒の先が赤熱するまで加熱は可能でした。ハンダの流れは最高で、殆どキサゲを要しませんでした。ボリュームのある材料のハンダ付けには素晴らしい威力です。これから、徐々に固定方法を考えて応用して行きます。

  これにフラットバーを嵌め込んで、ヒックリ返してもみつければ、ケガキは不要です。

  ベークブロックの部分はビス止めですので、当然6.5ゲージ様へのコンバージョンも用意です。これは、お世話になったKさんへのプレゼント。当然HOe用のブロックもおつけします。

  製品としてはHOeとして組み上げ、オプションとして6.5mmのブロックを別売する予定です。
  考えてみれば、自分の作品より、製品作りにあけくれた1年でした。昨年てがけたコッペルも素晴らしい作品が続出して嬉しい限りです。ポーターはまだ完成した作品が多くはありませんが、どうもキャブ内にドームのあるタイプのパーツを皆さんお待ちしているようですね。
  来年は出来るかどうか自信はありませんが、ドコービルのBタンクと、ダージリンの機関車に挑戦します。秋にはシアトル行きがまってます。忙しい1年になりそうです。今年は、皆様に多々お世話になりました。来年もよろしくお願いします。